頑張って作る良い姿勢に要注意!構造的姿勢と機能的姿勢

頑張ってつくる良い姿勢はNG

健康な身体にとって姿勢はとても大切です。物理的に、重力のある地球で生きている限り、姿勢がくずれると誰しもが身体に負担がかかります。根本的な改善としていわれる骨盤の歪みや、身体の歪みは普段の姿勢が悪いことが大きな原因になります。人は正しい姿勢の状態ではじめて、骨、筋肉、内臓などが正しい位置にきます。身体は各部位が正しい位置にあって、はじめて正常に機能が働くようになっています。しかし、分かっていても、なかなか良い姿勢は身に付かないものです。皆さん良い姿勢というと「疲れる」「頑張らないとダメ」「緊張する」といったイメージを多くの方が持っています。本来は、正しい姿勢の方が圧倒的に楽なのですが、ほとんどの方が、間違った姿勢の正し方をしてしまい、逆に疲れてしまっています。疲れるから続かずに諦めてしまいます。自分の身体に関心をもって努力をしているのに、とても勿体無いと思ってしまいます。

機能的姿勢、構造的姿勢

姿勢には「構造的姿勢」と「機能的姿勢」の2つがあります。ほとんどの方が意識されているのが、前者の構造的な姿勢です。

構造的姿勢:ぱっと見の姿勢の良さ

構造的な姿勢というのは、分かりやすく言えば見た目の姿勢です。骨盤が立っていて、背骨に正しい弯曲があって、その上に頭が乗っている状態が構造的な正しい姿勢です。パッと見て良い姿勢だなと思うのは、この構造的な姿勢が正しいということです。ほとんどの方が構造的な姿勢を正しくしようとして、意識的に頑張って良い姿勢をつくろうとします。しかし、人は物ではなく、生き物です。ただ単に、正しい位置に身体があればいいという訳ではありません。筋肉が緩んでいて、血液やリンパといった身体の中の流れがしっかりと流れていなければいけません。本来は、正しい姿勢が、最も筋肉が緩んでいる状態です。

機能的姿勢とは

機能的な良い姿勢とは、筋肉が緩んだ状態で身体の中が滞りなく流れている状態をいいます。それを意識的に頑張って無理に緊張を入れて、形だけ良い姿勢に持っていこうとしてしまいます。それでは身体の中の流れが滞り、余計に疲労が溜まってしまいます。なので、直ぐに元の悪い姿勢に戻されてしまいます。見た目だけ姿勢を良くしても健康にはなりません。筋肉が緩んで脱力できていて、血液やリンパなどがスムーズに流れて機能していることが大切です。ほとんどの治療院でも、構造的な姿勢しか言われないので、間違った姿勢の正し方をしてしまい、なかなか正しい姿勢が浸透しません。慢性的なコリや痛みの症状で悩んでいる方の為にも、姿勢の大切さ、姿勢の正し方をもっと広く知ってもらえたらと思います。